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 アヒルと鴨のコインロッカー/伊坂幸太郎
―僕はいかにも自分が主人公であるような気分で
 生きているけれど、よく考えてみれば、
 他人の人生の中では脇役に過ぎない。
 そんなことに今さらながらに気がついた―


ストーリー
引っ越してきたアパートで、僕は河崎と出会う。
彼は、初対面であるにも関わらずいきなり
「本屋を襲わないか」というでたらめな提案をしてきた。
困惑する僕を置き去りに話はトントンと進み
いつの間にか僕は、本屋の裏口のドアに
モデルガンを持って立っていた。

お奨め度★★★★★

お奨め対象:中学生~大学生くらい

アヒルと鴨のコインロッカーアヒルと鴨のコインロッカー
伊坂 幸太郎 (2003/11/20)
東京創元社

この商品の詳細を見る


記事の最初に取り上げた一文は、本からの引用であるのだけど
この一文を取り上げたのは、この本を読んで、
自分という人間は、自分の人生の主人公であり誰かの人生の脇役である
ということを少し考えてみてほしいと思ったからである。
ほんのささいな悪意のある行動であったとしても、それが他人を大きく傷つけ
その人の人生を狂わせるかもしれない。
身勝手な犯罪や事件がマスコミを賑わす中、若いときにこの本のような視点で
書かれた話を読むのは意義があると思い、対象を上のようにした。
また、性のことやブータンの教えなど多くの要素が含まれており
何かしら得るものがあるだろうと思ったことも理由の一つである。

私が見るこの本の魅力
良いところ
①二つの時間軸
現在と2年前の話が平行して進んでいく。
主人公の僕が河崎に本屋を襲わないかと提案されるのが現在で
2年前の話では、琴美という人の視点で進んでいく。
二つの時間での物語が進むに連れて徐々に真相が明らかになっていき
最後まで一気に読んでしまう面白さがある。

②会話
会話のテンポが非常によく、サクサクと物語を読み進められる。
自分も話の輪の中に入っているかのようなそんな感覚がある。
小説で会話をこれだけ魅力的に描けるのは、伊坂幸太郎の大きな
魅力の一つであると思う。

③視点
今回の主人公の僕は明らかな脇役である。
中心人物である3人(河崎、ドルジ、琴美)の外側にいる人物。
それでいて河崎と出会うことによって、3人の物語の中に巻き込まれていく。
それによって、読む人は主人公の僕に感情移入がしやすく
自分が3人の物語に巻き込まれたかのように読み進めることが出来る。
2年前のストーリーがあり、ある仕掛けがありながらも
主人公と同じような感覚で謎を明らかにしていけるというのは
小説ならではでもあり、伊坂幸太郎の凄さを感じる。

まとめ
河崎というキャラクターは、『重力ピエロ』の「春」と正反対の
人物であると思う。テーマも似たようなものがある。
ストーリーはまったく違うが、重力ピエロとこの作品は裏と表の作品とも
言えるような気がする。
さらに構成は『ラッシュライフ』に共通するものがあり
二つの作品を足してニで割ったような作品だと思った。
私は、重力ピエロと同列に並べられる素晴らしい作品だと感じた。

この本の批判的意見だが、私自身としてはあまり批判はなく、Amazon.co.jpの
レビューから探すと、ミステリーとして穴があるというのが挙げられてた。
一人称スタイルでは、自分がいない場所での出来事を記述してはいけない
という批判である。あとは、読後感が良くないといった批判も一つだけ見た。
私としては、やや重たさを感じるところはあるものの
この本の言わんとするところについてもう一度深く考えてみる
よいきっかけになる終わり方で良いと思う。

と、批判も挙げたが、絶賛する声が圧倒的に多い作品であるし
私自身とてもよい作品に出会えたと思ったので、一読する価値はあると。
文庫版が12月に発売予定なので、それを待ってもいいと思うし
でも単行本もソフトカバーで読みやすいので、悪くない。

基本情報
タイトル:アヒルと鴨のコインロッカー
出版社:東京創元社
値段:1500円+税
発売:2003年11月

2004年吉川英治文学新人賞受賞作品
宝島社の「このミステリーがすごい!2005年版」にて国内第二位
第1回本屋大賞第3位
「週刊文春」2004年ミステリーベスト10/国内部門で第4位

映画化情報
監督:中村義洋
キャスト:瑛太、大塚寧々、関めぐみ、田村圭生、濱田岳、松田龍平ほか
製作:アミューズソフトエンタテインメント、スカパー・ウェルシンク、
   読売広告社、ダブ、河北新報社
協力:せんだい・宮城フィルムコミッション
配給:株式会社ザナドゥー

2007年公開予定

ラストページにある参考文献
赤瀬川原平のブータン目撃 / 赤瀬川 原平
ブータン・風の祈り―ニマルン寺の祭りと信仰 / 田淵 暁、今枝 由郎 他
日本人の源流―ヒマラヤ南麓の人々 (1980年) / 森田 勇造

作品の中で登場するボブディランの「風に吹かれて」と
「ライクアローリングストーンズ」が聴けるボブディランのアルバムはこちら↓
ザ・ベスト・オブ・ボブ・ディラン / ボブ・ディラン

参考HP
映画化にあたってのレポート
http://www.tsogen.co.jp/wadai/ahiru_eigaka.html
伊坂幸太郎ファンサイト
http://www.mtnk.net/

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(2006/10/27(金) 16:22)

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