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 赤い指/東野圭吾
●紹介
・未発表の短編を構想六年という歳月を経て長編化した東野圭吾六十作目の作品。
・このミステリーがすごい!2007年版国内編第9位にランクイン。

●ストーリー
 何処にでもいるような家庭の、何処にでもいるような中年の夫である前原昭夫は、長い生活の中で、妻との間に大きな確執を作っていた。さらに息子は、友達もおらず部屋でゲームばかりの現代的な少年で、何を考えているのかさっぱり分からない。祖母は、かつて妻と仲が悪く、今では痴呆が進み幼児退行を見せている。
 家に帰っても体が休まることがないばかりか、妻の八重子から何らかの抗議を受け余計に疲れてしまう。だからこそ、彼は出来るだけ仕事を引き伸ばし遅くまで残業をする日々を送っていた。
 しかし、そんなある日突然、八重子から電話が掛かってきた。早く帰ってきてほしい、と言うのだ。何か様子がおかしかったが、また何らかの抗議を受けるのかと思い、うんざりしながら家路に着くことにした。

 漸く家に着くとやはり何か様子がおかしかった。電気が消えている。訝しがりながらも家に入ると、神妙な顔つきの八重子が襖からすっと出てきた。しかし、何があったと問い詰める前原に、八重子は、庭を見てほしいと言うばかり。

 仕方なく、おそるおそる庭に面した部屋へ行き、カーテンを開け暗い庭先に目を凝らすと、そこには黒いビニール袋が見えた。懐中電灯を手に、そのビニール袋に近づくとそこには白い靴下を履いた小さな足が見えて・・・。

お奨め度★★★☆☆

赤い指 赤い指
東野 圭吾 (2006/07/25)
講談社

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●感想
 未発表の短編を長編化した小説ということで、なるほど小説の中で流れている時間は短い。それが長編となったのは、心理描写や情景描写、それぞれの会話をより丁寧に描いていったからではないかと思われる。こうした丁寧な描写の積み重ねによって、この話はかなりのリアリティを持って、読むものにその状況を克明に想起させる。
 これほど丁寧に描かれる意味とは、この物語にあるような状況が、現在では誰にでも起こりうる現実となってきているため、現実をよりリアリティのあるものとして描くことで、それぞれに現実の問題として考えてもらいたい、ということなのではないだろうか。そう考えれば、この小説が今リライトされて出版されたということには、大きな意義があると思う。
 
 物語に出てくる姑と仲が悪く息子を際限なく甘やかす妻、現実の友達とは向き合えずネットやゲームにハマる息子、家に居場所がなく家に帰るのを遅らせる夫、これらはすべて現代的な家族の現実の一つである。
 一見、円満に見えても、中を見れば問題だらけの家族はいたるところに存在している。そうした家族がちょっとしたことで脆く崩れ去ってしまうことも、最近のショッキングな家族間トラブルのニュースの数々を見れば分かることである。
 東野圭吾は、現在深刻な問題となっている家族の問題について小説という方法を使って現代に問いかけたのではないか。そもそも東野圭吾は加害者側の視点で描く物語が多いが、今回もまた加害者側の視点で読者に一つ問いを投げかけている。今回のテーマは間違いなく家族であり、問いは、家族の絆とは一体何なのか、ということであると思う。最近の家族問題について危惧している人はぜひこの本を読んで考えてみてはどうだろう。
 もちろんミステリーとしてもよく出来ており、東野圭吾の本ではおなじみであるらしい加賀刑事がどのように捜査し、解決していくかといった点で、興味深く読むことが出来た。
 批判としてはミステリーとして物足りないという声や薄っぺらいという声が多い。270ページしかなく会話文が多いためテーマの重さの反面、サクっと読めてしまうので、綿密で重厚な東野作品のファンや読書家の人にとっては物足りないと感じる部分もあったのかもしれない。そういう人は、図書館か立ち読みでちょっと読んでみてから購入することをお奨めする。個人的には1200円位が妥当かな、と思った。

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●参考文献
このミステリーがすごい!2007年版

●このブログ内の東野圭吾関係の記事
手紙/東野圭吾
映画・手紙/原作:東野圭吾
映画・G@ME/原作:東野圭吾

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(2007/01/09(火) 22:26)

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